流動モデル
流動モデルは、対象域の水温、塩分、流れ場等の物理的現象を再現・予測し、環境評価の基礎的解析を行います。
生態系モデル
生態系モデルは、物理、生物、化学プロセスを考慮し、評価・解析を行います。さらに、環境修復の対策、水質汚染、赤潮の発生、貧酸素化、貧栄養化、化学物質の評価解析、漁場環境の解析・評価を可能にします。
有害化学物質運命予測モデル
有害化学物質運命予測モデルは、対象となる化学物質の水域における環境濃度を予測することができます。さらに、対象物質の生物毒性実験等からの無影響濃度(NOEC)等を利用し、対象域における生態リスク評価あるいは、個体および個体群の維持に関わる評価を可能にします。
個体群(二枚貝浮遊幼生や稚仔魚)粒子追跡モデル
個体群粒子追跡モデルは、アサリなどの二枚貝浮遊幼生やイカナゴなどの稚仔魚を粒子に見立て、個体群の漂流経路、漂流先および供給源の予測評価が可能であり、個体群の維持管理に有用です。
業務実績
- 海底熱水鉱床採鉱技術開発等調査に係る環境調査及び環境影響予測モデル開発
- メタンハイドレート開発に係る海洋生態系への影響評価のための予測手法の適正化
- 養殖型大型藻類を考慮した炭素循環モデルと分解・植食過程を取り入れた流れ藻の輸送解析手法の開発補助業務
- 多摩川における河川水および底泥中の化学物質濃度のモデル検証
- イカナゴ生活史モデルの開発
- 鉄を利用した底泥酸素環境改善策の検討における数値モデル改良業務